季節の始まりは春分から　～ ｢春分図｣のお話と、2022年のリーディング【動画あり】 ～

春を告げる星座

日本では、1月1日を「一年が始まる元旦（年の最初の日）」としています。そして、歳神様を迎えるために旧年中に家を掃除し、新年には縁起物を食します。

★西洋占星術での一年の始まり

※星座の名前……きっと皆さんも「星占い」でご存知ですよね？ 「おひつじ座、おうし座、ふたご座、かに座、しし座、おとめ座、てんびん座、さそり座、いて座、やぎ座、みずがめ座、うお座」の12星座です☆彡

この星座の名前は、遠い昔、占星術の基礎が確立された頃に太陽の方角にあった星座を使っています。例えば、星占いでいう魚座さんは、その頃の太陽が魚座の方向に見えたので魚座となっています。
※天文暦は太陽の動きに合わせてつくられていますので、西洋占星術の基礎が確立された頃に名前をつけた星座の位置と、いま実際に見える星座の位置とは、地球の歳差運動の影響のためにズレがあります。

太陽は一年をかけて、西洋占星術黄道上の12星座を一周します。なので、星座はそれぞれの季節を表していると言えるでしょう。

西洋占星術は、トロピカル方式といって、春分点を基準にして暦をつくっています。
※春分点：黄道（太陽の通り道）と天の赤道の2つの交点のうち、黄道が赤道を南から北に交わる点（黄経0°）のこと
※春分の日：太陽が春分点を通過する日

その始まりの星座は、おひつじ座です。
西洋占星術では、太陽☉が「始まりの星座」であるおひつじ座♈に移動した日（占星術上のおひつじ座0°の日）＝ 春分の日を一年の始まりとし、新しいエネルギーに変わる日としています。つまり、地球に存在するすべてのもの・誰にとっても、この時期にはおひつじ座の始まりのエネルギーが働いていると考えてもらうといいでしょう。

春分の日で一年を占う

西洋占星術では「春分の日」を年の始まりとしていますので、春分点を使ってホロスコープ（天体の配置図）を作成して、その一年を占います。そのホロスコープのことを「春分図」と言います。
まさに「一年の計は春分から」という感じでしょうか。ですから、春分図には「天の計画が示されている」と言えるでしょう。

春分図は社会運を読み取るために作成するものですので、一般的に運勢をリーディングする国の首都の緯度経度で作成します。つまり、日本の運勢をリーディングする場合は、東京を基準にして作成します。

下に掲載しているのが、2022年・日本の春分図です。

春分図で示される星座と惑星の位置は世界中どこでも同じなので、惑星を通して受け取るエネルギーは世界中で同じだと言えるでしょう。

また2022年の春分=太陽の黄経が0度になる瞬間は、日本では3月21日の真夜中・0時33分28秒ですが、世界の別の場所だとお昼だったりします。ですので、リーディングする場所や国によって、その惑星のエネルギーが「どんな事柄に影響を強く与えるのか」が変わるのです。

春分図を使って、日本にとって「今年はどんな年になるか」予測してみます

それでは実際に、2022年の春分・3月21日から次の2023年の春分までの「一年間の日本の運勢」を読み取っていきましょう。

YouTubeに解説動画をアップしましたので、ご覧ください［約8分］

いかがでしょうか？

このコラムを公開する直前の3月16日の晩には、東北を震度6強の地震が襲いました。被災された地域の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。それだけに、春分の日=3月21日以降の災害なども気になるポイントだと思いますので、参考になさってください。
※天変地異に関しては、基本的に「日食図」でリーディングします。また別の機会にお話しできればと思います。

また、今回の「2022年・春分図のリーディング」では、
●日本の運勢を中心にしたリーディング
●歳星の木星中心のリーディング
●春分図の読み方の基礎を解説　しましたので、
現在世界を騒がせている、ロシアのウクライナ侵攻についてはお話ししていません。ただ、火星♂・金星♀・土星♄が水瓶座♒にあるところから、「市民の権利が傷つけられる」と読めますね。
※これもまた、詳しくは別の機会にお話しできればと思います。知りたいテーマなどのリクエストなどがあれば、ぜひお寄せくださいね。

「占星術に興味がある人」のためのまとめ

最後に、春分図をリーディングするときのポイントをまとめます。